ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無の特徴は?手数料・運用実績の分析・購入できるおすすめ証券会社を紹介

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無の特徴は?手数料・運用実績の分析・購入できるおすすめ証券会社を紹介 投資信託

「ダイワ・US-REIT」は、右肩上がりを続ける米国不動産を運用しています。分配金利回りが高く、売却前提でない長期保有におすすめですよ。

一方で、投資家・分配金の増加に伴い基準価格が下がり続ける「タコ足型ファンド」の特徴を持っているのは気になります。利益重視で投資信託を探している人へ、ダイワ・US-REITの特徴・メリット&デメリット・運用実績の分析を紹介します。

※この記事で紹介するのは、ダイワ・US-REITファンドで買付できる4タイプの投資信託のうち「Bコース(毎月決算型)/為替ヘッジなし」タイプです。

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無の特徴・運用実績

「ダイワ・US-REIT」は、配当利回りの高い米国不動産に投資し、ベンチマークを中長期的に上回る実績を目指す積極運用型ファンドです。Bコース(毎月決算型)/為替ヘッジ無しのタイプは「FTSE NAREITエクイティREIT・インデックス(配当金込み/米ドルベース指数)」を指数としています。

ダイワ・US-REITの特徴

運用資産はショッピングモール・ホテル・医療施設などの法人向け収益物件であり、国内から直接投資するのは難しい種類のものです。近年の米国不動産市場は右肩上がりを続けていますが、投資信託の全カテゴリー中で「最もハイリスク&ハイリターン」と位置付けられています。

「ダイワ・US-REIT(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の基本情報
純資産額 538,891百万円
基準価格 3,008
決算回数/年 毎月17日決算(毎月分配金あり)
投資先の種類(カテゴリー) 米国REIT
ベンチマーク FTSE NAREIT エクイティREIT・インデックス(配当金込/円ベース指数)

※連動ではなく指数以上の成績を目指す積極運用型

主な組入銘柄 エクイニクス(データセンター)、 UDR(集合住宅)、ウェルタワー(ヘルスケア)など多数
リスクメジャー 4(やや高い)
販売ランキング SBI証券:84位

楽天証券:81位

※2019/6/9時点

純資産額は国内で販売されている投資信託の中でもトップ10に入り、販売ランキングは揮わないものの根強い人気がファンドです。分配金利回りが常に13~14%であることから、配当益重視の投資家が多い国内では支持される傾向にあります。

運用コストの評価

ダイワUS-REITの運用コストは、同カテゴリ―中ではごく平均的です。大手証券会社では購入時手数料の段階的値下げが行われていますが、機関投資家並みのまとまった金額で買付をしなければ恩恵を受けられません。

解約または売却時に「信託財産留保額」が発生しないのは、REITカテゴリー全般を通して珍しい特徴です。万一実績に満足できなくなった場合、気軽に損切りできるのがメリットです。

「ダイワ・US-REIT(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」の基本情報
購入時手数料 上限3.24%

※SBI証券・楽天証券では以下の段階的値下げ実施…

0口以上 ~ 500万口未満:2.16%
500万口以上1,000万口未満:1.08%
1,000万口以上:0.54%

信託報酬 1.6416%
信託財産留保額 0%
その他運用中にかかるコスト(実費) 0.2%程度
実質運用コスト 年率1.816%程度

運用実績の分析

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無のトータルリターンは、1年で20%超・5年で50%超のと好調です。2018年8月に分配金引き下げ(60円→40円)が行われましたが、純資産額は横ばい~やや右肩上がり傾向にあり、基準価格騰落率も好調です。

ダイワ・US-REITの運用実績を徹底分析

騰落率・シャープレシオ・トータルリターンの3点を同時俯瞰すると、配当益で元本を崩し続ける「タコ足配当」のリスクは今のところありません。運用実績だけでなく投資家の評価も高いことがうかがえます。

アジア・オセアニア好配当成長株(毎月分配型)の運用実績(2019年6月5日時点)
運用期間 騰落率 シャープレシオ トータルリターン
3ヶ月 +8.20%
6ヶ月 +9.88% 4.89%
1年 +21.87% 1.57 15.00%
3年 +19.39% 0.45 4.88%
5年 +55.27% 0.60 8.55%
【参考】運用実績の用語解説
騰落率:基準価額の変動率
トータルリターン:運用資金に対する総合収益(売却益+分配金)の割合
シャープレシオ:リスクに対する運用効率(値が大きいほど運用効率がいい)

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無が向いている人

ダイワ・US-REITは積極運用型のファンドではあるものの、リスクを強く意識した堅実なファンドです。海外向け投資の初心者・インデックスファンドの成績に不満のある投資中級者の両方におすすめ出来ます。

「ダイワ・US-REIT」が向く人

  • 海外向け投資を10万円以上のまとまった金額で始めてみたい人
  • 3年~5年のあいだ売却予定のない人
  • 債券・株式ファンドへの分散投資&現金資産確保が十分進んでいる人

「毎月決算型のBコース/為替ヘッジなし」のタイプを選択するメリットは、売却しなくても一定割合のキャッシュ資産が返却され続けること・円安時に高い為替差益を得られることです。

すぐに動かせる現金資産(=分配金)が投信を売却しなくても高い割合で付与され、資産ポートフォリオの見直しや再投資の自由度が上がります。

購入できる証券会社

「ダイワ・US-REIT」は様々な証券会社で取り扱っていますが、購入時手数料の優遇がある下記口座がおすすめです。

「ダイワ・US-REIT(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし)」が購入できる証券会社
証券会社名 最低購入金額 積立買付 購入時手数料の優遇
SBI証券 100円 積立買付なら実質無料(全額キャッシュバック)
楽天証券 100円 積立買付なら実質無料(全額ポイントバック)
GMOクリック証券 100円 なし
松井証券 100円 買付方法に関わらず実質無料(全額ポイントバック)
マネックス証券 100円 積立買付なら実質無料(全額ポイントバック)
岡三オンライン証券 100円 買付方法に関わらず実質無料(後日キャッシュバック)
カブドットコム証券 100円 なし

SBI証券・楽天証券なら、それぞれ約2,600の投資信託ファンドのなかから他の投資先を探せます。

グループ傘下のネット銀行と証券口座を連携させておけば「ATM入出金手数料&振込手数料の月間無料回数アップ」「ポイント還元率アップ(楽天証券のみ)」といったメリットがありますよ。

口座未開設でも取扱いファンドの一覧と詳細を確認できるので、これから資産運用を始める予定の人も早速チェックしてみましょう。

まとめ

ダイワ・US-REIT(毎月決算)B為替H無の特徴や運用実績について紹介してきました。米国の不動産に投資をするファンドのため、海外への投資を検討している人に特におすすめのファンドです。

リスクを取った運用が成功しており、驚異的なリターンを出しているファンドですが、手数料の高さがネックになります。手数料がポイントで還元される証券会社を選ぶことで、デメリットを緩和しましょう。

 

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