gmoクリック証券の投資信託と評判まとめ!手数料や口座開設方法について徹底解説

GMOクリック証券は手数料が安い&優遇サービスも豊富!取扱い投資信託数・評判も紹介 投資信託

GMOクリック証券は、FXの年間取引高「世界1位」を7年連続達成している人気証券会社です。

業界内でも取引コストが安いことで知られ、株取引に使える優良ツールの無料提供・グループ銀行口座との自動振替機能といった利便性の高いサービスが揃っています。

GMOクリック証券の特徴・取扱い商品・実際に利用している人の評判など、口座開設の判断材料となる基本情報を解説します。

GMOクリック証券の特徴

2005年開業の「GMOクリック証券」は、先物・オプション取引・FX(外国為替証拠金取引)・CFD(差金決済)などのデリバティブ商品に力を入れています。

特に評価が高いのは、取引ツールの使いやすさです。ツールは金融商品ごとに用意されており、このうち株取引に対応する「iClick株(iOS/Android)」は、保有銘柄だけでなく閲覧履歴も取得しながら大量の株価を一望できる機能・入金~取引をシームレスに行える優れたインタフェースで支持されています。

取扱い商品一覧

デリバティブ取引ではなく、現物株・投資信託・債券といった長期運用に向く商品も取り扱っています。貸株による金利収入や投資信託の運用をしながら、FXやバイナリーオプションで着実に利益を狙うという手法もおすすめですよ。

GMOクリック証券の取扱い商品
商品の種類 取扱い銘柄の種類・本数
国内株式

(現物/乗換/CFD/制度信用取引/一般信用取引/IPO/単元未満株式の売却)

東証1・2部
東証マザーズ
東証JASDAQ
ETF・ETN・不動産REIT
くりっく365株
外国株式
※CFD取引のみ
米国株
欧州株
アジア株(タイ・ベトナム・インド・中国)
海外ETF
投資信託 253本
(うちノーロード本数29本)
債券 1本(南アフリカランド建債券)
FX 19ペア(レバレッジ25倍/最低注文数1万通貨)
その他の商品 日経225・日経オプション
外為オプション・株価指数バイナリ―オプション
ソーシャルレンディング「maneo」
金・銀・食品原料(各CFD取引のみ)

取扱い投資信託数

GMOクリック証券が扱う投資信託本数は限られているものの、そのほぼ全てがノーロード(買付手数料無料)ファンドです。投資信託の取扱いが始まったのは2017年とごく最近で、今後銘柄数の伸びに期待できます。

全銘柄100円からの積立買付に対応しており、十分な元手がない人でも貯金箱に入れる感覚で運用を始めることも可能です。

GMOクリック証券の投資信託取扱い本数

  • 116本(全銘柄、積立による買付に対応)
  • うちノーロード本数:98本

知識に自信がなく自分のイメージにあったスクリーニング(絞り込み検索)が難しいと感じる投資家は、Webサイト内の「選ぼう!投資信託(リンク)」からざっくりと3種類の運用タイプから銘柄を選ぶことも出来ますよ。

GMOクリック証券の投資信託の特徴

株取引手数料は業界最安

GMOクリック証券の国内現物株は、業界最安水準の手巣量(95円~/約定金額10万円以下)で売買できます。基本は取引(約定)のたびに手数料が発生しますが、頻繁に売買を繰り返す場合は「1日定額プラン」も選べます。

GMOクリック証券の取引手数料【国内現物株】
1約定ごとプラン 1日定額プラン
1注文の約定代金 手数料 1日の約定代金合計額 手数料
10万円まで 95円 20万円まで 230円
20万円まで 105円
50万円まで 260円 30万円まで 300円
50万円まで 430円
100万円まで 470円 100万円まで 860円
150万円まで 570円 200万円まで 1,260円
3,000万円まで 900円 300万円まで 1,660円
3,000万円超 960円 300万円超 以降、100万円

ごとに290円

■信用取引の手数料

1約定ごとプラン 1日定額プラン
1注文の約定代金 手数料 1日の約定代金合計額 手数料
10万円まで 96円 20万円まで 0円
20万円まで 140円
50万円まで 183円 50万円まで 216円
50万円超 259円 100万円まで 432円
200万円まで 864円
300万円まで 1,296円
以降100万円増加毎に 432円ずつ増加

※「約定日の前営業日の未決済建玉の建玉代金合計」または「約定日の前営業日の新規建約定代金合計」が5,000万円以上の場合はVIPプラン対象となり、手数料は無料になります。

NISA口座なら日本株取引が無料

GMOクリック証券のNISA口座では、国内株式の売買手数料が0円です。

投資信託にしか資金を投じない場合、非課税枠を余らせることがあります。GMOクリック証券のNISA口座なら、ムダな取引コストをかけずに株にも資産を分散させることで、非課税枠を有効活用できますよ。

株式や投資信託の利益に対する課税(20%)を、年間上限120万円・最大5年間非課税とする税制優遇口座のことです。非課税期間が終わると、手続きをして運用残高を翌年以降のNISA口座に持ち越し、再び5年間の税制優遇を受けながら運用できます(ロールオーバー)。

無料で「フル板」が利用できる貴重な証券会社

GMOクリック証券の株取引ツールでは、他社で有料提供されることの多い「FLEX Full(フル板)」が無料で使い放題です。国内上場中の全銘柄のリアルタイム気配値を直感的に確認できる人気サービスで、売買注文のタイミングを読む基本テクニック「板読み」には欠かせません。

GMOクリック証券の株式取引の特徴とは

2019年現在、手数料完全無料でフル版を利用できる証券会社は、他に「マネックス証券」しかありません。ツール重視の株トレーダーなら、GMOクリック証券はメイン口座の有力候補です。

「GMOあおぞら銀行」との組み合わせで優遇多数

2018年にグループ企業として開業したネット銀行「GMOあおぞら銀行」に口座開設することで、証券口座との間で自動振替できる「証券コネクト口座」を利用できます。

株の買付余力不足・FXの追加証拠金が必要になった時に、わざわざ入金手続きを踏む必要はありません。あらかじめ証券コネクト口座の設定を済ませておけば、自動的に預金口座残高から証券口座へ振替されます。

「証券コネクト口座」のメリット

「証券コネクト口座」の利用を始めると、通常の預金金利0.001%が優遇金利0.11%へ(約110倍)と大幅に引き上げられる点も見逃せません。まだ運用商品が決まっていない投資家でも、ひとまずGMOのネット銀行&証券会社にお金を預けておけば、それだけで他行の金利を上回る運用効果が出ます。

デメリット:IPOに弱い

IPO(新規公開株)とは、抽選に選ばれた投資家だけが上場直前の株を購入できるシステムを指します。上場直後は株価が100%~200%上昇することがあり、すぐ売り抜けることでまとまった利益が得られる「株式取引の花形」です。

残念ながら、GMOクリック証券のIPO(新規公開株)取扱い数は年間1~2本と非常に限られています。当たりにくい抽選方式をとっており、参加を楽しみにしている投資家とってあまりメリットがありません。

GMOクリック証券のメリット

GMOクリック証券にはデリバティブ取引のイメージがあるものの、資産運用目的の人も「現物株の取引手数料が安い」「情報収集力の高い取引ツールが使える」というメリットを享受できます。

GMOあおぞら銀行に口座を開設しておき、預金口座金利+100円からの積立による投信買付で「貯金するように投資できる」という使い方も出来ます。

GMOクリック証券のデメリット

一方で「投資信託の数が少ない」「IPO数が少ない」といったデメリットがあり、長期運用の知識がある程度ある人にとっては物足りません。FXのイメージが強く、投資初心者なら心理的抵抗感を覚えてしまうことでしょう。

GMOクリック証券の口座開設方法

GMOクリック証券の口座開設方法は、かんたん4STEPで完了します。また、FXのみ利用したいという方は、より早く取引が開始できる「FX専用取引口座」がありますので、そちらを利用するのが良いです。

GMOクリック証券の口座開設方法
STEP1:ウェブサイトから申し込み
STEP2:口座開設書類を受け取り
STEP3:本人確認書類と一緒に返送
STEP4:「口座開設通知」を受け取って、ログイン

本人確認書類が手元にあれば、ウェブサイトで申し込む際にウェブサイトにアップロードできるので、STEP2とSTEP3を同時に完了でき、申込書類の受け取りにかかる郵送時間を短縮できます。

まとめ

GMOクリック証券は、FXだけでなく株・投資信託にもおすすめの証券会社です。

取扱い銘柄数こそ少ないものの、サポートや少額投資家向けの優遇に優れているため、投資に心理的抵抗感のある人でもすぐに馴染めますよ。

GMOクリック証券のメリット

  • 現物株の売買手数料が業界最安クラス
  • 「FLEX Full(フル板)」が無料で使える
  • NISA口座での株取引手数料は無料
  • あおぞら銀行との口座連携で金利優遇あり

長期運用向け商品のラインナップは限られていますが、無駄なコストをかけず少額から投資できます。気になった人はひとまず口座開設を済ませて、口座操作の利便性を肌で感じながら投資先を探してみましょう。

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