サクソバンク証券のメリットは海外株取引&FXにあり!特徴・評判を紹介

サクソバンク証券のメリットは海外株取引&FXにあり!特徴・評判を紹介 証券会社

日本国内にいると、海外株式の取引やマイナー通貨でのFXトレードを行うのは簡単ではありません。しかし、サクソバンク証券という証券会社なら、海外に投資する金融商品が豊富に揃っています。また、手数料も業界トップクラスの安さです。

この記事では、サクソバンク証券の特徴や取扱商品、メリット・デメリットについて解説していきます。証券会社選びの参考にしてみてください。

→「サクソバンク証券」公式ホームページはこちら

サクソバンク証券の特徴&メリット

サクソバンク証券の特徴は、海外銘柄の取扱い数がケタ違いに多いこと・デリバティブ取引に力を入れていることの2点です。外国株式の取扱いは計約12,000銘柄に及び、めずらしい中国本土株(A株&B株)の取扱いもあります。

FXの通貨ペア数・CFD(差金決済取引)の6,000銘柄という数も、国内では他に見られない取扱い数です。海外投資中級~上級者や専業トレーダーなら、口座開設必須の証券会社と評価できます。

サクソバンク証券の取扱い商品
取扱商品 取引の詳細(取扱い銘柄・取引市場・通貨ペアなど)
外国株式 米国株(ナスダック・NYSE・AMEX)

中国現物株(香港・上海・深セン)

欧州株(ロンドン証券取引所・ユーロネクストパリ・ドイツ証券取引所)

FX取引 150ペア以上

(売買手数料無料・早朝3時から取引可・SNS型取引ツールあり)

CFD(差金決済取引) 下記カテゴリーから計6,000銘柄取引可

コモディティ(金/銀/プラチナ/パラジウムドル)
株価指数CFD(日経/NYダウ/S&P500/ナスダック/香港/欧州各地域の指数)
個別株ETF(米国/欧州/アジア)
債権ETF(米国/欧州/アジア)
国債(ドイツ/イタリア/フランス)

オプション取引 FX・MX(金ドルまたは銀ドル)から約40ペア
先物取引 欧米9カ所の取引所に上場する50銘柄(エネルギー商品・農作物・精肉・金属など)

米国株取扱い数は業界トップクラス

サクソバンク証券の外国株式銘柄数は業界トップクラス

2019年4月現在、4,449件の米国株式(米国の取引所に上場している株式)を取り扱っています。インターネット証券会社で外国株式の取扱数ナンバーワンを誇るSBI証券ですら、米国株式は約1,850銘柄です(2019年4月現在)。サクソバンク証券はSBI証券の2倍以上の米国株式を取り扱っており、業界トップクラスであることが分かります。

日本国内における外国株の取引きでは珍しい、空売り(売り建てから入って決済期日までに買い戻す取引手法)・レバレッジ取引(自己資本の最大20倍まで取引可)も可能です。

米国株式を主にトレードしたい人にはうってつけの証券会社と言えるでしょう。

FX通貨ペア数も圧巻の150ペア以上

サクソバンク証券のFXの特徴

一般的なFX取引で使われる通貨ペアは、円を中心に10~30ペア程度です。FX専門の証券会社であっても、メジャーな数ペア程度が用意されているだけ、ということが多いです。例えば、Lion FXは50ペア、SBI FXは26ペアとなっています(2019年4月現在)。

しかし、サクソバンク証券ならなんと150ペア以上から通貨ペアを選ぶことができます。上記の他社取扱ペア数と比較すれば、サクソバンク証券の取扱数の豊富さが分かることでしょう。安定通貨である日本円・米ドル・ユーロ・豪ドルは勿論のこと、知名度の低い通貨を2カテゴリーに分けて取り扱っています。

サクソバンク証券で取り扱っている珍しい外貨【一例】
マイナー通貨:クローネ(デンマーク)・メキシコペソ
エキゾチック通貨:トルコリラ・スイスフラン・人民元

マイナー・エキゾチック通貨ともに流動性が低い反面、外国為替取引に慣れた投資上級者にとってはトレードの穴場です。サクソバンク証券は、投資家が求めるワンランク上の要求にもしっかり応えています。

海外株の取引手数料はわずか0.1~0.25%

海外株式の手数料が低いのも、サクソバンク証券の特徴です。2019年4月現在、手数料体系は次のようになっています。

種類 売買手数料(1注文) 最低手数料 上限手数料
米国現物株式 0.20% 5米ドル 15米ドル
中国現物株式 0.25%または0.15% 40香港ドルまたは40人民元
欧州現物株式 0.10% 8ポンドまたは12ユーロ

これは業界内トップクラスの手数料の安さです。例えば、米国株式の手数料が安いことで有名なSBI証券は0.45%(最低手数料5米ドル、上限手数料20米ドル)です。サクソバンク証券の方が米国株式手数料が安いことが分かります。

サクソバンク証券のデメリット

海外投資の選択肢は国内随一と評価できるサクソバンク証券ですが、初心者や少額投資家には不親切な2つのデメリットがあります。

取引&情報ツールが初心者向けでない

サクソバンク証券のデメリット

サクソバンク証券の取引ツールは2種類用意されていますが、そのいずれも初心者向けとは言えません。金融アナリストのレポートやセミナーも十分とは言えず、申し訳程度でトレード方法の動画解説が公開されているに留まります。

スマホでも使えるマルチデバイス対応「SaxoTraderGO」は英語表記が多く、目玉となるアラーム機能・複数のチャートをまとめてチェック機能はやや使いづらい印象です。

デスクトップ専用の「SaxoTrader」はSNS型取引ツールの一種です。ユーザー間で設定をシェアすることが出来ますが、デイトレ経験が十分にないと専門用語でつまづいてしまうでしょう。

特定口座非対応(確定申告が必要)

サクソバンク証券の口座は、源泉徴収ありの「特定口座」に未対応です。運用益が出た場合、確定申告する必要があります。他の国内証券会社のほとんどが特定口座に対応していることを考慮すると、無視できないデメリットです。

米国株&中国本土株に強い証券会社なら、他にもマネックス証券・内藤証券がおすすめです。特定口座&NISA口座対応で、投資信託やiDeCoラインナップ・初心者に最適なトレードツールなど、魅力的な特徴が多数備わっていますよ。

サクソバンク証券が向いている人

サクソバンク証券が向いているのは、マイナーな海外株式&通貨ペアを使って取引したい人です。このような取引を行いたい上級トレーダーに向いている証券会社、とも言い換えられるでしょう。

海外株式の取扱数は業界トップクラスの豊富さなのに、手数料も最低水準です。米国株式の取引で稼ぎたい人にとって、サクソバンク証券はうってつけの証券会社と言えます。

サクソバンク証券が向かない人

国内市場しか経験のない人・投資経験1年未満の人は、サクソバンク証券のメリットをあまり感じ得ないと言えます。

欧州株や中国本土株・これらを含むCFD取引には、地政学リスクと為替リスクが多分に存在します。テクニカル分析の知識と合わせて、海外市場に関する深い理解がないと、売買指示の判断は難しいと言えるでしょう。

海外投資初心者であれば、米国ETF(上場投資信託)もしくはGAFA株(Google・Amazon・Facebook・Apple)を中心に有名米国株式に投資するのが堅実です。しかし、これらの取引をするためにわざわざサクソバンク証券を選ぶ理由はありません。人気ネット証券や主要五大証券のほうが、かえって手厚いサポートを受けられます。

サクソバンク証券の口座種類・口座開設方法

サクソバンク証券の口座には3種類ありますが、口座管理手数料・取引手数料に違いはありません。投資スタイルにかかわらず、ひとまず「アドバンス口座」の開設をおすすめします。

サクソバンク証券の口座種類・口座開設方法
口座種類 対応する取引 こんな人におすすめ
ベーシック口座 FX(全銘柄)

外国株(主要銘柄のみ/現物取引&CFD取引可)

金銀スポット銘柄

FXメインで取引したい人
外国株口座 外国株(全銘柄/現物取引&CFD取引可)

主要株価指数CFD

外国株メインで取引したい人
アドバンス口座 サクソバンク証券が取り扱う全取引に対応 海外投資全般にチャレンジしてみたい人
デモ口座 各種取引のデモを20日間試せる口座 取引ツールの使い心地を確かめてみたい人

「取引ツールの利便性を確かめてみたい」「とりあえず海外投資の練習をしてみたい」という人は、デモ取引用口座から始めてみましょう。

【サクソバンク証券の口座開設方法】

  1. 公式サイト(リンク)ページ右上の”MENU”を開く
  2. 「デモ取引」または「口座開設」を選択
  3. 口座開設者の基本情報+口座種類選択
  4. 専用ページ(リンク)から書類アップロード

以上のステップを踏むと、最短3日程度で「口座開設手続き完了メール」が届きます。

まとめ

サクソバンク証券は、海外株式と外国為替に強い、国内有数の証券会社です。流動性は低いもの短期利益に繋がりやすいマイナー商品を多数扱っており、投資上級者が求めるワンランク上のトレード体験ができますよ。

一方で、サクソバンク証券のメリットを投資初心者が享受するのは、商品性質上困難だと考えられます。特定口座がなく、確定申告をしなければならないのも、手間を省きたい投資家にとってデメリットと言えるでしょう。

とはいえ、投資を続けていれば「そろそろ海外投資に本格的に乗り出してみたい」という瞬間は必ずやってきます。早めにデモ取引と口座開設を済ませておけば、興味が出た時にすぐ始められますよ。

→「サクソバンク証券」公式ホームページはこちら

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